1905年の論文「光の生成と変換に関する,ひとつの発見法的観点について」(その1)
これまでの投稿で、アインシュタインの特殊相対性理論に関する初期の論文の読後報告をしてきました。 アインシュタイン論文選「奇跡の年」の5論文 アルベルト・アインシュタイン 著 ジョン・スタチェル 編 青木薫 訳 筑摩書房(ちくま学芸文庫) 2011年 には、今まで読後報告を投稿してきた特殊相対性理... 続きをみる
2021年12月に書かれた記事
1905年の論文「光の生成と変換に関する,ひとつの発見法的観点について」(その1)
これまでの投稿で、アインシュタインの特殊相対性理論に関する初期の論文の読後報告をしてきました。 アインシュタイン論文選「奇跡の年」の5論文 アルベルト・アインシュタイン 著 ジョン・スタチェル 編 青木薫 訳 筑摩書房(ちくま学芸文庫) 2011年 には、今まで読後報告を投稿してきた特殊相対性理... 続きをみる
1905年の論文「物体の慣性は,その物体に含まれるエネルギーに依存するか」
アインシュタイン論文選「奇跡の年」の5論文 アルベルト・アインシュタイン 著 ジョン・スタチェル 編 青木薫 訳 筑摩書房(ちくま学芸文庫) 2011年 には、アインシュタインが先んじて発表した論文『運動物体の電気力学』に続いて、標記論文が訳出されています。この論文で、論文『運動物体の電気力学』の... 続きをみる
1905 年の論文「運動物体の電気力学」 B 電気力学の部(その12)
まず、開設以来延べ500回を超える閲覧をいただきましたこと感謝申し上げます。 さて、標記論文の B 電気力学の部 10 (ゆっくり加速された)電子の力学 という節の続きを読みます。 慣性質量についての考察の後、アインシュタインは電子の運動エネルギーについて考察しています。静止系 K 系の原点... 続きをみる
1905 年の論文「運動物体の電気力学」 B 電気力学の部(その11)
標記論文の B 電気力学の部 10 (ゆっくり加速された)電子の力学 という節を読みます。 アインシュタインはこの論文の序論で、静止系 K 系として、ニュートンの力学方程式が成り立つ座標系を仮定していました。今、電荷 ε を帯びた電子が、電磁場の中を運動しているとします。そこで静止系 K 系に... 続きをみる
1905 年の論文「運動物体の電気力学」 B 電気力学の部(その10)
標記論文の B 電気力学の部 9 マックスウェル-ヘルツ方程式の変換.対流電流を考慮した場合 という節の続きを読みます。 静止系 K 系における電荷密度と電流密度がある場合ののマックスウェル-ヘルツの方程式 (1/V){u_xρ + (∂X/∂t)} = (∂N/∂y) - (∂M/∂z), ... 続きをみる
1905 年の論文「運動物体の電気力学」 B 電気力学の部(その9)
標記論文の B 電気力学の部 9 マックスウェル-ヘルツ方程式の変換.対流電流を考慮した場合 という節を読みます。 これまでは、真空中の自由空間でのマックスウェル-ヘルツの方程式に着目してきましたが、この節では電荷および電流がある場合のマックスウェル-ヘルツの方程式が取り上げられています。CG... 続きをみる
1905 年の論文「運動物体の電気力学」 B 電気力学の部(その8)
長らく更新していませんでしたが、さぼっていたわけではなく、計算で苦労して投稿原稿をまとめることができませんでした。中学生程度の文字式の計算力ではやはり整合性のある結果に到達するのは難しいです。 さて、標記論文の B 電気力学の部 8 光線のエネルギーの変換.完全反射鏡にかかる放射圧の理論 とい... 続きをみる